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自閉症児のこだわりは興味の狭さ!3歳の子のパーソナルプログラム

自閉症児のこだわりは興味の狭さ!3歳の子のパーソナルプログラム

こだわりが強い3歳自閉症スペクトラムのお子さんの

パーソナルプログラムによるご相談支援事例です。

 

 

何かを「さあ、やろうね。」と誘うと

「いや!」「だめ!」とまず拒否するお子さん。

ものの数分もたたない内に「だめ」と言います。

50分の時間の中で、何回言ったでしょうか。

とてもこだわりが強いんです。
自閉症児のこだわりは興味の狭さ!3歳の子のパーソナルプログラム

 

そして、一人遊びが多く、なかなかやりとり遊びになりづらいです。

自閉症児のこだわりは興味の狭さ!3歳の子のパーソナルプログラム

 

そんなこだわりが強い自閉症のお子さんでも、

私とママが楽しそうに、おままごとを始めると、

横目でキョロキョロ見てきます。

 

そして、お人形にあーんと食べさせるまねをして、

お子さんに笑顔で目で合図すると、

私が渡したスプーンを持って、食べさせるまねをします。

 

 

自閉症の子がこだわりが強いのは、

分からないこと、難しいこと、そういうことへの拒否が強いのですが、

楽しそうに見本を見せると、少しまねしてくれたりしますね。

 

 

「やって」と言うと、やらされる、と身構えてしまう子には、

楽しそうに見本を見せて、その流れの中で、

軽く誘ってみると、抵抗が少ないです。

 

 

自閉症スペクトラムで、こだわりが強いから、

と言っていると、なかなか何も教えられなくなってしまいます。

すると、保育園や幼稚園で、

自分の好きなことばかりして、集団活動に参加できないことが多くなります。

園の集団活動は、幼児期に必要なことを習得させるために行っているため、

集団活動に参加できないと言うことは、

集団の中で自然と身についていかないと言うこと。

せっかく入園しても、園で身につくべき事が身につかないともったいないですよね。

 

 

自閉症スペクトラムでこだわりが強い子は、

いやだからやりたくないのではありません。

自分がやったことないことや、うまくできないこと、

興味が今は持てないこと、への拒否が強いだけ。

 

これを嫌いだから、と決めてしまうと、成長しません。

かといって、無理強いしすぎると、癇癪を起こしやすくなり、育てにくくなります。

ママがゆったりと構えてあげると良いですね。

 

 

自閉症スペクトラムの子だけでなく、

どんな子も、無理強いだけで教えるのは良くないので、

楽しそうに見本を見せて、気長に誘ってあげることが大切ですね。

 

 

▼こちらのお子さんが取り組んでいるのはこちら

 

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