言葉が遅い2歳の子「形容詞を子どもがいっぱい話しかけてくるようになりました!」家庭療育の効果
2019年12月19日2:29 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
言葉の遅れがある2歳のお子さん、の家庭療育の効果をご紹介します。
言葉は、単語では100語は出ているようだけれど、
二語文がほとんど話せない、
療育通っているけど、なかなか言葉が増えない、
指示の通りにくさや身辺自立もまだということで、
入園までになんとかしたいと、教室に通ってくださっています。
こちらの教室では、お子さんを拝見して、これから出来るようになってほしいことを目標にし、そのために、毎日ご家庭でどのように関わってあげたら良いかを
「家庭療育プログラム」としてお作りし、詳しくご説明します。
お子さんと一緒にお越し頂ける場合は、見本として、
お子さんに関わって、このように言葉を教えましょう、このように遊びに誘いましょう、と具体的にお伝えしています。
まだ二語文が出ていない、ということについて、
出ている言葉を聞き取りすると、動詞や形容詞がほとんど出ていないことが分かりました。
それで、1ヶ月目のプログラムで、動詞、2ヶ月目のプログラムで形容詞を使えるようになる、という目標を立てて、
そのためにどうやってご家庭で声かけをしたらいいか、実際にやって、見て頂いています。
2ヶ月取り組んで頂き、形容詞を生活の中で使えるようになってきました。
「大きい」、「小さい」、「高い」、「ひくい」、「明るい」、「くらい」
などを喜んでよく言うようになったそうです。
こちらの教室でも、今研修中の小川菜々先生に絵本を読み聞かせ下もらっているとき、「大きい、大きい」と何度もうれしそうに言ってくれたそうです。
こちらは、小川菜々先生(今年の4月から現在まで研修中)に絵本を読んでもらっているところ
小川菜々先生は、お子さんが言葉がでない3歳の頃から当方の家庭療育に通って頂き、
年中の中頃のIQは70、年長で99まで上がり、
今年年長、先日、市から、就学判定で「普通学級」の通知をもらっています。
動詞があまり出ない、ということだったのですが、
こちらから、動詞の声かけをするときに、
何度か見本を言って待ってあげると、言ってくれました!!
靴をはく、ボタンを押す、
工作の作り方も、つぶす、のばす、入れる、など
よく動詞を繰り返して言ってくれます。
子どもが言葉を言えないとき、無理に言わせるとうまくいかないこともありますが、
自分が言うことを期待されている、と気づいていない子どももいます。
そのあたりを、様子で見極めていくことが大切です。
こちらのお子さんの場合は、積極的に言わせても、うれしそうな顔で言ってくれるので、
どんどん言わせていって、お喋り上手になってもらうよう、関わっています。
また、指示の通りにくさがある、ということで、
やろうね、と言っても、すぐに座れないことも多いです。
気が乗りそうなことでうまく誘われたときや、
座るということをママからはっきり言われたときは座れます。
着席できない、指示が通りにくい、という子どもも、
関わり方によって座れるようになることが増えるので、
子どもができる方法を大人が工夫してあげることが大切です。
これまで約300組のご家庭のご相談実績をもとに、
お子さんの今の発達の状態、性格、などを考えて、
子どもの言葉を引き出す・出来ない事を出来るようにするための方法を家庭療育プログラム:パーソナルプログラムとしてお作りしています。
言葉が出ない・遅い・自閉症・発達障害の子どもの成長を引き出していきたいご家族の方は、澄川綾乃のことばカンタン家庭療育へ、ご相談ください。