発達障害や自閉症の子のこだわり行動とは?対処方法は?

発達障害や自閉症の子のこだわり行動とは?対処方法は?

発達障害や自閉症の子どもに多い「こだわり」ってどんなこと

発達障害自閉症の子どもにこだわりとは、見慣れた形や慣れた特定のやり方を強く望むことを言います。
また、変化を嫌います。

私の息子も、2歳の頃は、バナナが折れたのが許せなくて、バナナを元に戻そうとして怒っていました。
折れたバナナは元には戻らないし、私はどう対処しようかと困っていました。
挙句の果てには、かんしゃくを起こして、悩みの種でした。

この種のこだわりは、「この形はこうあるべき」という「形へのこだわり」です。
自閉症(発達障害)の息子のバナナの形へのこだわり|澄川綾乃のカンタン家庭療育

 

こだわりの原因と対処法

このような発達障害や自閉症の子どものこだわりの原因は、脳の性質であったり経験の少なさや見解の狭さによるものだと言われています。
よって、こだわりは、経験を繰り返したり、理解出来るようになると、こだわりもおさまってきます。
繰り返し説明して、こういうものだ、と理解してもらうことが一番です。
こだわり以外の方法でも少しずつ慣らす、無理な事を理解させる、というのが解決方法です。
時間はかかり、しんどいでしょうが、お子さんは少しずつでも確実にご成長されますから、大丈夫です。

 

「こだわり」の事例と対処法

衣服への「こだわり」の事例と対処法

特に、季節の変わり目には、衣服に対するこだわりが出ます。
夏場靴下を履いていなかったから冬も履きたくない、秋のコートから冬のコートにしたくない。
これらは、説明して実施するように説得する方法もありますが、自分で気付くこともあります。

私の息子の場合、こだわりの服の秋の袖なしコートでは真冬とても寒かったようで、冬コートを見せたら喜んで着ました。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:服へのこだわり

 

服へのこだわりは、お気に入りの服を洗濯機で洗ったばかりで着られないときに着たがることもあります。袖を通して、濡れていることが分かると、我慢できることがあります。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:服へのこだわりも濡れていると理解すると我慢できる
理解することがこだわりを無くす一番の方法です。
こだわりの方法が取れない理由を理解してもらえるように、詳しく説明する、体感させるなど、普段から認知の能力を高めるように接すると良いですね。

 

絵本・衣服など「新しい物へのこだわり」の事例と対処方法

発達障害や自閉症の子どもは、絵本にもこだわりを持ち、特定の絵本しか見ないことがあります。
絵本へのこだわりを、子どもの好き嫌いの問題だから、としてしまうと、好きな絵本ばかり読んで、興味の幅が広がっていきません。

絵本にこだわりがあるように見てても、新しい絵本は、1ケ月くらい本棚に入れて、見慣れると、読んだときに見てくれることがあります。自閉症(発達障害)の絵本へのこだわり
衣服も、1ケ月くらい洋服タンスへ入れて、見慣れなければ、新しい服に手を伸ばす。
ということがあります。
諦めずに見せ続け、見慣れることが大切です。本棚やタンスには見慣れない服をいくつか置いておくようにしましょう。
発達障害・自閉症育児のカンタン家庭療育 新しい服へのこだわり

「こだわり」による偏食や着る物へのこだわりを少しずつ克服していく対処方法

偏食もこだわりの一種です。順番に慣らすというのも効果的です。
食べ物などは、今日は1口食べてもらう、明日は2口食べてもらう。
服などの色なら、青一色から、少し黄色の混ざったもの、赤と青が半々の物など、徐々に違う色の混ざったものに変えていくという方法です。
発達障害・自閉症のカンタン家庭療育 偏食もこだわり

場所へのこだわりの事例と対処方法

発達障害や自閉症の子どもは、場所にもこだわりを持つ事があります。
洗濯物をきちんとたたんでしまってくれるなど、場所へのこだわりがきちんと片づけるという良い方向へ向いてくれる場合は嬉しいですね。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:場所へのこだわり

進級をしても部屋を変わりたがらない、ロッカーや下駄箱を同じ場所を使いたがる、などの場合は、ロッカーのマークを同じにしたり、新しい部屋にお子さんのお気に入りの物を置いたり、好きな場所を作ってあげると良いですね。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:場所へのこだわり

 

でも、いつも同じ場所へ行って遊びたがる、など、興味の幅が広がらないときには、同じ場所以外でも、似た場所へいく事から、こだわりを軽減していくと良いですね。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:遊びに行く場所へのこだわり

道順へのこだわりの事例と対処方法

ある場所へ行くときにも、同じ道から行きたがるような、道順などのこだわりもあります。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:道順へのこだわり
支障がなければ、お子さんの行きたがる道から行くのも良いですね。
「あ、あっちに美味しそうなお店があるよ」などとお子さんの興味をひき、他の道を選ばせるのも良いですね。

 

方法のこだわりの事例と対処方法

小学校前後になってくると、服や偏食などのこだわりは減っていき、手順をこだわるようになります。
物事をする順番ややり方などにこだわります。

問題の解き方、引き出しやロッカーの中の片づけ方などです。
支障がないことについては、本人のやり方を尊重することも良いですね。

発達障害や自閉症の子のこだわり行動と対処方法:問題の解き方など、方法のこだわり

自閉症や発達障害の子どもは、大きな変化を嫌い、こだわりが出ますが、小さな変化なら受け入れられることがあるので、少しずつ受け入れることが出来ます。
少しずつ変えていく事が大切ですね。

 

いずれにせよ、根気がいります。
しかし、お子さんは一歩一歩力を付けていきますから、大丈夫ですよ。

このように、大人が工夫してあげることによって、できる事が少しずつ増えていきます。
塵も積もれば山となる。千里の道も一歩から。というように、少しずつの子どもの成長が、積み重なることで大きな成長になっていきます。
他にも、自閉症の子どもの特徴とご家庭でできる家庭療育方法についてこちらに書いていますので、参考になさってくださいね。