2歳や3歳の子が叩く!おもちゃを投げる!噛みつく!髪を引っ張る!小さい子や言葉が遅い/発達障害の子の他害行為の対処方法
2歳や3歳の子どもは、自分の思い通りにならないと、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をすることがありますよね。
また、言葉が遅い子や発達障害の子も、そういった他害行為がよくあります。
なんでそんなことするの?どうしたらいいの?に回答したいと思います。
子どもの他害行為や暴力的な行動が減ると、ストレスが減りますよね。
ちょっとした工夫だけで、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動がなくなることもありますので、参考にしてほしいと思います。
2歳や3歳の子どもが、、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をとってしまうのは、自分の気持ちをうまく言葉で言えないからです。
特に、言葉が遅い子や発達障害・自閉症の子の場合は、言葉が苦手な子が多いためによくあります。
言葉で言えるようになると、わざわざ怒られるような、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をする必要がなくなります。
言葉で言った方が早い、と気が付きます。
まずは、子ども自身を受け止めてあげましょう。
「おもちゃで遊びたかったんだね。」
「まだ公園で遊びたいんだね。」
自分の気持ちをママが受け止めてくれることで、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をしなくても、相手に伝わるということが子どもにもわかり、
だんだんとしなくなっていきます。
>> 代弁とは?言葉でうまくいえない子に効果的な3つの代弁とは?
言葉が遅い子や自閉症の子に必要な代弁とは?の記事に飛びます。
2歳や3歳の子どもは、自分の気持ちがうまく言えないくらいなので、
相手の気持ちに気づいたり、配慮したり、ということは全然育っていません。言葉が遅い子や発達障害・自閉症の子も同じです。
「髪を引っ張られて痛かった。悲しかった。」ということも、言われないとわかりません。
叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動は、相手を傷つけてしまう行動なんだということは、大人にとっては当たり前のことですが、
子どもにとっては、わからないことなんです。
こういう、大人にとって当たり前のことでも、教えてあげることが大切ですね。
このことも、先ほどのこの記事に書いていますので、参考にしてほしいと思います。
>> 代弁とは?言葉でうまくいえない子に効果的な3つの代弁とは?
言葉が遅い子や自閉症の子に必要な代弁とは?の記事に飛びます。
ただ、2歳や3歳の子は、まだ人の気持ちより、自分の気持ちが優先する年齢なので、
ママが痛かった、という言葉を聞くと、
自分の気持ちが受け止めてもらえなかったと怒ってしまう子どもも多いのです。
子どもの気持ちの代弁と、人の気持ちを教えることは、割合で言えば9対1くらい、
子どもの気持ちの代弁の方を優先するとよいですね。
子どもは、0歳で何もわからない状態で生まれ、1歳では、出来ることが増えていきます。
2歳、3歳の頃は、出来ることがたくさんでて、なんでもやりたい時期になります。
特に、2歳の時期は通称「イヤイヤ期」と呼ばれ、自分の思いを通そうとする時期です。
3歳の頃でも、まだこの名残は残っているので、まだまだ、我慢ができない子どもも多いです。
それは、子どもが成長した証拠なんですね。
これから、我慢する気持ちはゆっくり育っていきます。
だから、あらかじめ叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をとりそうだとわかっている場合は、子どもが暴力的な行動をしなくて済むように考えてあげるとよいですよ。
たとえば、公園で30分遊ぶだけでは満足できない、1時間遊べば気が済むのなら、
2歳や3歳の小さな子にわざわざ30分で我慢させるんじゃなくて、
1時間遊ばせてあげるように、最初から考えてあげるとよいですね。
我慢する気持ちはそのうち育っていきますので、焦らず長い目で見ていきましょう。
不要な我慢は避けたいですが、必要な我慢もありますよね。
それは、なんで必要なのか言い聞かせ、子どもの機嫌を取りながら、少しずつ我慢できたという成功体験を作っていけるとよいですね。
2歳や3歳の子どもは、今自分が楽しいことをやめて、次の行動へ気持ちを切り替えるのが苦手です。
言葉が遅い、発達障害や自閉症の子は、先生や親の指示が分からないので、なおさらです。
それで、公園で遊んでいるときに、帰るといわれると、怒ってしまって、叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動をしてしまうことがあります。
私たち大人でも、楽しいことをやっている最中に急におしまい、となったら悲しいですよね。
切り替えがむつかしい子どもには、
「あと5分だけだよ。長い針が10になったらおしまいね」
「あと1回だけだよ。」
などと、もう終わりなんだということを、前もって知らせてあげるとよいですよ。
「家に帰って夕ご飯食べようよ、今日は大好きなカレーだよ。」などと、帰った先の見通しを持たせてあげると、切り替えがスムーズになっていきます。
でも、まだ2歳や3歳の子どもの場合、先のことよりも今のことが優先。
すぐにはうまくいかないかもしれませんので、気長にやっていくとよいですね。
2歳や3歳の子どもは周囲や周りの影響も大きいです。
叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動が、誰かや何かを見本にしていることもあります。
よくあるのが、テレビのマネです。アンパンマンのまねをしてアンパンチをする、という事例がとても多いです。
してよいことと悪いことの区別がまだつかない2歳や3歳の子どもには、
幼児向け番組でも暴力的なシーンが多い番組などは避けるとよいですよ。
また、親や、兄弟のまねをして、
叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動によって、何かを解決しようとすることもあります。
そういう場合は、その2歳や3歳の子どもだけでなく、ご家庭の中で、みんなが、
叩く、おもちゃを投げつける、噛みつく、髪を引っ張る、などの暴力的な行動ではなく、
話し合いによって解決するような家庭環境を作っていくとよいですね。
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