家庭療育を効果的なものにする3つの秘訣とは
2020年2月9日8:00 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法
家庭療育を効果的なものにする3つの秘訣とは
言葉や発達がゆっくりなお子さんの言葉や成長を引き出そうと、家庭療育を頑張っても、
うまくいかないときってありますよね。
そんなとき、家庭療育を効果的なものにするための秘訣があります。
その3つの秘訣について、今日はお伝えしたいと思います。
1 褒める・可愛がる
家庭療育で第一に大切なのは、なんといっても、
褒める・可愛がる事かと思います。
普段から、子どもを可愛がって、触れ合う時間を沢山取ることが大切です。
何かを子どもに教える以前に、ママといると楽しい、
ママはきっと自分に良いことを教えてくれるはず、と子どもに感じさせると、
何を教えるときにも、教えやすくなります。
うちの子ども、褒めることがないんだけれど・・・
何もできないんだけれど・・・
というご相談が時々ありますが、
褒める基準はいくらでも下げることができます。
褒めることがない、と思ったら、どんどん基準を下げてみてくださいね。
こういう、子どものことを褒める、というのはよく知られていますが、
もう一つ、とても大事で、これがないとママもモチベーションが保てないよね、というのが、
「自分をほめる」つまり「家庭療育をしているママ自信を褒める」ということです。
意外とみんな、こちらを忘れています。
子どもを褒める以上に、頑張ったママ自信を褒めてあげてくださいね。
2 子どもがやりたいこと7割~8割、ちょっと無理すればできる事 2割~3割
子どもに関わるときに、ついつい、出来る事ばかりいっしょにやって、
出来ないことをそのままにしてしまう、ということがありますよね。
子どもがやりたいことだけ、今できる事だけやっていると、
出来ることがうまくはなるけれど、同じことが上達するだけで、
新しいことは出来るようになりません。
でも、今出来そうもない、年齢的にやる必要のないようなことを目標にしても、
出来るようにならなかったり、興味も持てなかったりします。
子どもの発達で一番成長するのは、
「ちょっと無理すればできること」をやることが、一番伸びる事だと言われています。
これは保育の世界では「発達の最近接領域」と言われていて、
保育の世界では必ず勉強します。
この「発達の最近接領域」つまり「一番発達するところ」、
これが「ちょっと無理すればできる事」なんですが、
もしこればかりをずっと教えていると、
なんか、受験勉強の詰め込み教育みたいで、子どもも嫌になってしまいますよね。
だから、割合としては、
子どもがやりたいこと7割~8割、ちょっと無理すればできる事 2割~3割が理想的なんです。
出来ることで自信をつけ、やりたいことで気持ちを満たしながら、
出来ないことにも少しずつチャレンジしていくと良いですね。
3 やる気にさせる・楽しく出来る工夫
そして、この、「ちょっと無理すればできる事」を教えるときにも、
いかにもお勉強的に、教えています、という感じで教えてしまうと、
まだやりたいことにしか目がいかない子どもには受け入れてもらえません。
でも、子どもって、発達がゆっくりな子どもでも、
兄弟がやっているものを取り上げて真似しようとしたり、なんてこと、沢山あります。
楽しいこと、気を引くことなら、子どもが自分からやりたくなるんですよね。
だから、子どもには悟られないように、楽しそうに、うまくやらせながらも、
親は計画的に教えたいことを教えていく、というのが、うまくいくコツですよ。
そのためには、親は子どもの発達の順をよく勉強して理解する必要があるし、
遊び方も、沢山の遊び方や子どもの楽しませ方を知っていないと、
うまくいかないもの。
お絵描きでも、折り紙でも、さあ、この通りやりなさい、と言われて
すんなりできるお子さんは少ないです。
絵本の読み聞かせでも、黙ってじっと、興味を持って聞ける子どもは少ないです。
どうやったら、楽しいと思えるのか、そういう工夫をしてあげることが大切です。
保育園の先生、幼稚園の先生がどう工夫しているのかをよく見ていると、
そういうことが分かってきますよ。
なかなか出来ることが増えていかないな、と思っている場合、
ここに書いたことがうまく出来ていないことがよくあります。
何をどう教えたらいいのかわからない、
自分の子どもに今何をおしえるのがいいかわからない方へ、
お子さんの成長に合った今の課題と、その具体的な教え方をお伝えします。
多動で自閉症で言葉が遅い息子から言葉を引き出し出来ることを増やし、
言葉が出ない・遅いお子さんのご家族300組を支援してきた私が、
あなたのお子さんが成長する方法を一緒に考えます。
<対象>1歳から就学前後
・身の回りのことがまだできない
・言葉があまり出ていないお子さんにお勧め
<対象>年少から小学校入学前後
・身の回りのこと(食事、トイレ、着替え)が自分でできる
・自分の要求を言葉で伝えられる(二語文またはそれ以上)
・パーソナルプログラムを卒業したお子さん
について、言葉や人との関わりに重点を置いたマンマンツーマンの家庭療育プログラムです
<対象>通常学級(普通学級)、支援学級、
支援学校のお子さん
言葉の力、将来の自立や就労にむけた力、
学校の授業が分かることを目指す!
マンツーマンの家庭療育プログラムです