発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法

言葉が遅い子が幼稚園の一斉指示が聞けない ・説明を最後まで聞いてくれないのはなんで?

言葉が遅い子が幼稚園の一斉指示が聞けない
・説明を最後まで聞いてくれないのはなんで?

 

今年も、言葉が遅い子への関わり方の疑問にお答えし、
具体的なノウハウをお伝えしていきたいと思います。

 

今日は

「園の一斉指示が聞けない
・説明を最後まで聞いてくれないのはなんで?」

についてお答えしたいと思います。

 

子どもの興味のある事だけを話していませんか

 

子どもの言葉が遅い事を相談すると
「子どもが興味を持っていることを話しかけてあげてください」
と言われることがよくあると思います。

 

確かに最初の「入り」としては、
好きなことから入っていけばいいのですが、
好きなことばかり話していても
特定の内容に偏ってしまい、言葉が増えません。

 

会話は内容によって
使う名詞も動詞も形容詞などの語彙も言い回しも
全然違う言葉が使われます。

 

子どもの興味だけで話していると
自分の興味のある内容だけしか
説明が理解できないままです。

 

かといって興味のないことを一方的に話しても
聞いてくれない耳を塞ぐというオチになったりします。

それでは会話を嫌いになってしまうので
逆効果になってしまいます。

 

だから、
園の一斉指示が聞ける、説明を聞けるためには、
子どもに必要なことを話していくことが大切です。
それは、家で必要、ではなく、
すべての場面を想定して、です。

 

そうすれば、
説明が聞けない、という状態は無くなっていきます。

 

・目の前の会話
・振り返りの会話や予定の会話
などは、毎日のように先生が話します。

具体的にどんなことか、お伝えしますね。

 

子どもに必要な会話 目の前の会話
 〜お手伝いなどの経験とともに〜

 

幼稚園や保育園では本人がしなければいけないことを先生が説明します。

 

お絵描きするから、
「クレヨンを準備してね。男の子はロッカーから取って来ましょう。
 次は女の子がロッカーから取って来ましょう」とか、

「先生が紙を渡すから1枚取ったら後ろの子にまわしてね」
とか、
「お当番さん、一人に一枚ずつ配ってね」
など、
今すべきことをまず先生は話しますよね。

 

そういう会話を家でもしていく必要があるのです。 

例えば、
「ご飯の時間だよ
食器棚からお皿を人数分取ってきて
みんなに1枚ずつ配ってね。」
などです。

 

 

ただ単に言葉だけ発達させることはできず、
必ず経験と言葉はセットで発達していきます。

きちんと幼児らしいお手伝いや
自分のこともできるようにしていかないと
会話のネタ自体がないということになってしまいます。

 

ですから、子どもらしい遊びや生活経験を増やしながら、
それを言葉で言い表すことを教えていく必要があります。

 

そうすれば、説明を聞く力も、
自分で話す力もついていきますよ。

 

子どもに必要な会話

 「振り返り」や「予定」の会話

 

幼稚園や保育園では、毎日のように、

今日の振り返りの会話や、明日以降の予定の会話をします。

「今週の金曜日に遠足に行くので、お弁当を持ってきます。」とか。

「今日はどんぐりを拾ったね。明日はそれでコマを作るよ。」とか。

「今度、工作でペットボトルを使うから、
飲み終わったペットボトルを、家から持ってきてね」とか。

「もうすぐクリスマスだからサンタさんにお手紙を書こう。

何がほしいか考えておいてね。」とか。

 

振り返りの会話や未来の予定の会話ができなかったり、
時間感覚がわからないと、
先生の言っていることが理解できません。

 

理解できないと、せっかくの園で言葉を聞ける時間が無駄になりもったいないし、

子どもも、分からない経験を重ねるごとに、どうせ聞いても分からないという思いを募らせて、聞かない態度がついていってしまいます。

 

だから、園の出来事を家で話してくれるかどうか以前に、
「振り返りの会話」や「未来の予定の会話」を
お母さんや先生から聞いて理解できることがまず大切なんです。

 

息子が小さい頃、私は、
子どもには分からないだろうと思い込んでいて、
子どもにそういう話をするということ自体が
全く頭にありませんでした。

 

子どもに必要な会話が何なのかを理解して
話してあげることが大切です。

子どもはわからないと決めつけないこと、
わからないならどうすれば分かるのかを
考えてあげることが大切です。

 

そうやって、説明を聞く力を育てていくと、
ママの話を最後まで聞いてくれるようになります。

1対1でちゃんと聞けるようになれば、
園の先生の1対多数である一斉指示も
だんだん聞けるようになっていきますよ。

そういう積み重ねによって、
お客様の子も、「聞く力」「話す力」をつけていっていますよ。

 

 

そして、「話す」ということも理解していきます。
「話す力の育て方」については、次回解説していきますね。

 

 

澄川綾乃のことばカンタン家庭療育では、
これらの事を一つずつきちんと練習していき、
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日常会話が出来るようになると、子どもとの会話が楽しくなります。

今の積み重ねが、お子さんの将来の姿を作りますよ。

 

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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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