言葉が遅い・発達障害・自閉症の子の育て方・接し方 ポイント5・・・やる気を引き出す

褒められたい、が頑張る基本 ABA行動分析の考え方

 
突然ですが、あなたは人に怒られたいですか?褒められたいですか?
怒られたい人なんていませんよね。
 
人はふさわしい行動を、他者と協調するために身に付けていきます。
自分の価値判断で行動が出来るようになるのはその後の話です。
 
しかし、言葉が出ない・遅い、発達障害自閉症の子どもの中には、人との関わりが苦手だったり、人の感情を読み取るのが苦手で、人目を気にして良い行動をしていくことが自然にはできない事も多いようです。
 

ご褒美ルールをうまく利用する(ABAの強化子)

 
こうした特徴から、「他人と強調することで行動を良くする」のではなく、「自分にとって嬉しいことによって行動しようとする気にさせる」という心理学の行動分析というものを用いた自閉症児に効果的な療育方法ABA行動分析があり、それを利用しています。
 
もともと、行動分析は、心理学から来ていて、人間の行動を分析して行っているため、自閉症児でなくても、人間の行動の原理原則から作ったのもです。
 
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、何事も意欲が習得に大きく左右します。
食べ物やお菓子の要求、高い高いなどの遊びの要求など、本人の望むことの中に療育を取り入れると良いですね。
 

ご褒美だけに頼らずちゃんと褒めてあげて

そして、出来たときはしっかりと褒めてあげましょう。
すると、褒められることが分からなかった言葉が出ない・遅い、発達障害や自閉症の子の中にも、「自分にとって嬉しい事」という価値規準の他に、「褒められるって嬉しい」「みんなが喜んでくれる」という価値基準が出来てきます。
 

褒めることで親の心にも喜びが生まれる

また、前にも書きましたが、褒めることは言葉が出ない・遅い、発達障害や自閉症の子の親にとっても良いことです。
褒めるという行為は、ご自身にも良い影響を与えます。
言葉というものは不思議で、何度も言っていると、心にそのような気持ちが根付いてくるものです。

すごいね、がんばっているね、えらいね、かわいいね、大好きだよ
全て、あなたの心をより豊かにしてくれますよ。

家庭療育方法【育て方・接し方の10のポイント】

 

自閉症児に効果のあったABA行動分析について

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