言葉が出ない・遅い、発達障害や自閉症の子の育て方・接し方の基本 ポイント7・・・何事もスモールステップで

言葉が出ない・遅い、発達障害や自閉症の特徴と定型発達の子との違い「難しい事をいきなり出来ない」

言葉が出ない・遅い、発達障害自閉症の子どもは、言葉や物事を理解する能力が定型発達(発達に遅れが無い子)と比べると遅いですよね。

そもそも遅れがあるのが、この子達の特徴。
定型発達の子と同じように教えているだけでは、本人達の理解力が遅れているために、出来るようになることも遅れてしまう、という事なんですね。

言葉が出ない・遅い、発達障害や自閉症には「スモールステップ」で教える

だからこそ、スモールステップです。
スモールステップとは、「1つのことをもっと小さな事に小分けにして、その小さな事から出来るようにしていく」ことを言います。

例えば、定型発達の子のトイレトレーニングでも、オムツからいきなりパンツに変えずに、オマルやトレーニングパンツを間に入れますよね。

発達がゆっくりな子には、もっとたくさんの段階をくわえてあげるように考えています。
たとえば、こんな風です。

おしっこ・うんちしているところを見せる
→オマルで出来るようになる
→オマルをトイレにだんだん近づけていく
→オマルをトイレの中に入れる
→トイレで排せつする
→パンツにして2回洩らしたらオムツにする
→日中はパンツにする

このように小分けにすることで、目標を達成しやすくします。
何か、困難なことが出てきたら、小分けに出来ないか考えてみると良いですね。

これは、教える側も、お子さんの成長を細分化された物差しで見ることが出来るようになり、小さな成長も感じられるようになります
すると、小さな成長を喜べると、我が子がより可愛く、愛しく思えるようになりますよ

家庭療育方法【育て方・接し方の10のポイント】