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4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?うまく話せない理由について

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?うまく話せない理由について

 

言葉が遅い、っていっても、言葉が通じていると、

何がどう遅いのか、何が足りないのか、よく分からない、って思うことありませんか。

特に、4歳、5歳の軽度な言葉の遅れになると、確かに遅れているけれど困らないし、なんて思えますよね。

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどういうことなのか、

それによって何が困るのかを、お伝えしたいと思います。

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「言葉は通じるけれど言葉数(語彙)が少ない」「うまく文にならない」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、

一生懸命に話してくれるけれど、よく言葉に詰まってしまう。

何か言いたそうで、もどかしそうにしている。

言いたいことがうまく伝わらず、イライラしていることがある。

ということがあります。

>>言葉が遅い子「言葉に詰まる・うまく言葉が出てこない」のはなんで?

 

・これがこうなって・・・と説明したいけれど語彙不足でうまく説明できない

・こうやって、こうやって、と、見せるけれど、言葉が出てこない

・単語を並べて話そうとする

 

それは身についている言葉の数が少ないこともあります。

 

<関連記事>

>> 言葉が遅い子の語彙を増やすには

>> 語彙爆発っていつ?言葉が遅い子の語彙爆発はある?ない子はどんな子?

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「文法がおかしい」「助詞や受け身の間違い」「活用形・反対言葉・類似言葉の間違い」など言葉の細かい間違い

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、次のような言葉の間違いがよくあります。

・もらった、あげた、してもらった、してあげた を反対に言う

・「たたいた」「たたかれた」「取った」「取られた」がごちゃごちゃになる

・「深いプール」「大きいプール」など同じ意味の言葉があいまい

 

<関連記事>

>>言葉の言い間違いを何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「言葉でうまく説明できない」「聞いても一言しか返ってこない」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、こんなことがよくあります。

・一言では言えるけれど、二言三言ではないため、具体的な内容が相手に分からない。

・園の先生に聞かないと、詳しい様子が分からない。

・今日の出来事を「・・・した」と報告してくれるけれど、どんな風にやったのかを聞いても説明できないため、どんな物をつくったのか、どんな内容だったのかは相手に伝わらない。

・「誰が」、とか、「何を」、が抜けているため、話していることがよく分からない、ママは分かっても友達には通じない。

・「何を?」と聞くと、答えようとしているけれど、うまく言葉にならず、また同じことを繰り返すときもある。

・「なんで?」と聞くと、簡単な「転んだ」などは言えるけれど、お友達とのケンカでどっちが何したのか、先に手を出したのがどっちかなどを聞いても言えない。

・話しが飛んだり、順番が逆になったりしていて、大人には通じても子ども同士だと会話が成り立たない。

 

<関連記事>

>>言葉の遅れがある子が今日の出来事を詳しく伝えられるために 息子を例にして

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「時系列に順序だてて説明できない」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、こんなことがよくあります。

・時系列に話せない

・話があっちこっちしたり、飛んだりして、逆だったりして、順序立てて説明できない

・どっちがなにしたのか、主語がはっきりしない

・なんでか説明できない

どうしてそうなったのか、などが説明できないから、子どもとの会話では物事が解決しない。

ケンカの経緯などが子どもの話からだけでは分からない。

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「自分の好きな話ばかり」「聞かれたことにうまく答えられない」「無視する」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、こんなことがよくあります。

・自分の好きなアニメや動物、昆虫、恐竜の話しだと、いろんな事をよく知って、上手に話せるのに、今日の出来事を聞いても、うまく答えられない。

・友達の話が分からなかったり、興味が無かったり、つまらなくなると、突然、アニメや自分の好きな話しをし始める。

 

<関連記事>

>>子どもが関係ない話しや同じことばかり言ってくるのはなんで?

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「アニメや絵本のセリフなどを持ってきたりどこかで聞いた丸暗記のセリフを話す」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、

言葉が思いつかないときに、

似た場面で聞いた言葉を持ってくることがよくあります。

 

>>言葉を丸暗記して喋るのはなんで?言葉が遅い子のよくある事例について

 

また、何を話したらいいかわからないときに、

頭の中で考えたとき、

頭に浮かんだアニメのセリフを持ってきてしまうことがよくあります。

>> アニメのセリフを持ってきて会話するのはなぜ?言葉が遅い子の会話について

 

自分で言葉を組み立てて文章を作れるようになると、アニメのセリフなどではなく、

目の前のことを、自分で文章を作ってお話ししてくれるようになります。

 

前までは、普段何でもないときに、
テレビで聞いた動物の説明を話しだしたりして、
現実ではなくどこかの世界に行っちゃった?!ということが多々ありました。

 

最近は目の前のことや、少し前に体験した楽しかった出来事を話したりしてくれます。

 

家庭療育を始めたことをきっかけに、家での過ごし方を改善し、
テレビを観る時間が減ったこともありますし、
本人もテレビを観たいと言わなくなりました。
きちんと子どもと向き合って関わることって本当に大事なんだなと実感しています。

>>目の前のことを共感して会話できるようになり
現実の世界で刺激を受けて生き生きと楽しそうに

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「お友達にかまってほしくて突然変なことをしたり嫌がることをする」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、

友達と遊びたい、仲良くしたいけれど、うまく会話できないために、

突然大きな声を出したり、笑われるようなおかしな事をして目を引こうとしたり、

言葉以外の手段でコミュニケーションを取ろうとする

 

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ「言葉で相手と折り合いをつけることができずケンカやおもちゃの取り合いになる」「自分の気持ちやそう思う理由を言えない」

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、

おもちゃをお友達と使っているときにも、譲り合って折り合いをつけることができず、

怒ったり、叩いたりしてしまったり、ケンカするのが嫌だからと一人で遊ぶこともあります。

 

言葉が進むと、物事の理解もすすみ、自分の事だけでなく相手の事にも目が行くようになります。

相手の立場も理解できるようになると、

相手の喜ぶことを考えて、言葉で交渉し、折り合いをつけられるようになります。

「僕がこっち使ってるから、これ使ったら?」などと相手に提案することができます。

<成長事例>

>>相手に分かるように話し、言葉で折り合いが付けられるように 家庭療育の支援事例

 

 

お喋りは普段の会話で上手になっていきます

人は、生まれ持って言葉を喋るんじゃなくて、

生まれた後に、家庭の中で言葉を覚えていくものです。

だから、実は、子どもがうまく喋れないのは当り前のことなんです。

 

言葉は、本人が喋ってこそ、うまくなっていくもの。

そして、自分一人で喋っていてもうまくならず、

大人が子どものうまく言えない言葉を補いながら、子どもと一緒に育てていくものなんです。

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れ

言葉の遅れを取り戻していくと 

家族との会話が支障なくできるようになるとお友達とも対等に話せるようになっていく

4歳、5歳の軽度な言葉の遅れのお子さんは、自分発信の言葉はとてもよくお話ししてくれます。

だからこそ、どこが遅れているのか、理解不足の部分に親も周りも気付きずらいです。

 

話しても通じなかったり。無視されたりしますよね。

だから、途中で話を中断したり、

最初からこれは分からないだろうと話すのをやめてしまったりする。

うまく会話が出来ない理由が、個性や性格と間違えられ、「言葉の遅れが原因」なのだ、と気づかれない事例も多いです。

 

 

でも、言葉の遅れが原因だと気づいて、語彙を増やし、喋る練習をしていき、言葉の遅れを取り戻していくと、会話が通じない・かみ合わないことが無くなり、

大人が気をつかわなくても自然と会話が通じるようになっていきます

 

そうなると、子ども同士の会話も成り立つようになっていきます

 

なぜかというと、子ども同士の会話の場合、

相手も子どもなので、わざわざ気をつかって話そうとか、

分かるように聞いてあげようとか、

くみとってあげよう、なんてことはまだ出来ないんですね。

 

それで、言葉が遅いと、お友達との会話は普段から成立しづらいので、

自信を無くし、話しかけることも少ないケースが多いです。

 

お友達から話しかけられていつも逃げていた子が、

言葉の遅れを改善してきたときに

「お友達に何て言ったらいいか分からないから嫌なんだもん」

と自分の気持ちを言ってくれた、という事例もあります。

 

だから、まずは大人との会話が通じることがまず大切なんですね。

大人と支障なくなんでも会話出来れば、子ども同士は自然と会話が出来るようになります。

 

 

4歳5歳の軽度な言葉の遅れを改善すると 会話を通して空気が読めるようにもなっていく

4歳5歳の軽度な言葉の遅れを改善し、細かい言葉も分かるようになって、会話がいっぱい出来るようになって、会話する経験を積み重ねていく。

すると、会話の中で、
答えや言葉と違う現実にもたくさん直面していくようになります。

 

からかわれる、冗談を言う、ウソをつかれる。

言葉どおりじゃない、という場面に出くわすようになります。
そういう中で、だんだんと、言葉とは違う、場の空気が読めるようになっていきます。

 

言葉の遅れを改善して、会話をたくさんする、

集団で会話しながら遊んだりケンカしたりする中で、
自然と空気が読めるようになっていきます。

 

 

4歳5歳の軽度の言葉の遅れがあるお子さんの場合、

家庭で子どもの言葉に目をかけて、丁寧に教えていってあげれば、

言葉の遅れを取り戻していきます

実際に、言葉の遅れを取り戻して、普通学級に入ったお子さんもいらっしゃいます。

 

軽度な言葉の遅れがある子に、ママが自宅の日々の生活の中のしつけや会話で、

無理なく子どもの言葉の力をつけていく方法をお伝えし、サポートしています。

 

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?子どもと話せるって楽しい 年少から就学準備にも 軽度な言葉の遅れにことばプログラム

 

言葉の遅れがある4歳の子「言いたいことがいっぱいあるのにうまく話せず途中であきらめてしまう」支援事例

 

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安心して小学校時期を迎えられる「聞く・話す」言葉の力・会話の力の育て方

 

早く言葉の遅れを取り戻して、ママやお友達や先生に、自分の思いをいっぱい伝えて、

楽しい生活を送ってほしいと思います。

 

ことばが出ない・遅いご相談は、澄川綾乃のことばカンタン家庭療育へご相談ください。